シン・セギョン&チョ・ジョンソク主演 魅惑の人 1話、2話
1話 清に降伏した朝鮮は、人質として王の弟のチナン大君を連れて行った。 彼は囲碁がうまかった。中国では囲碁で外交をこなし多くの朝鮮の捕虜を助けた。 そして帰国が許された。 国にたどり着いた大君を待っていたのは冷たい態度の王だった。行く前には兄と呼んでいたのに、急に兄と呼ばず王と呼べと言ったのだ。 それは王息子が生まれたからだ。 愛しい弟が脅威の存在に変わったのだ。 こうして、国にたどり着き、王のためには命もいとわないというまっすぐな大君は、目立たぬように静かに生きることを余儀なくされた。 ある日川岸で寝そべってくつろいでいると、碁を打つ音が聞こえてきた。 逝ってみるとそこでは若くて聡明そうな青年が、囲碁の勝負に勝って碁盤と囲碁を戦利品として持って帰るところだった。 その時誰かが大君の悪口を言い始めた。大君悪い噂を王妃たちが巷に流したのだ。 それが広まり、大君は中国の患者だとされた。 ところがその時囲碁に強いさわやかな青年が異議を唱えた大君について真実を的確に語った。 かなり説得力があったが、みんなは納得していない様子だった。 大君はそれを聞いてびっくりした。と同時に帰国して初めて心が解けていくように感じたのだ。 彼が気になり後を追った。 彼はあるひ遊郭から出てきた。そこで女から男へ変身したのだ。そして再び囲碁の勝負へと出かけた。 彼は又は彼女は囲碁で得たお金を捕虜のために使っていたのだった。 ところが以前から大君を見張っていた王妃の叔父の部下が、囲碁の強い男(女)を捉えようとした。 それを知った遊郭の女性が、大君に急いで知らせたのだ。、 大君は男が襲われるのを助けたが、その時腕にけがをしてしまった。 2話 けがをしたテグン。急いで手当をしに遊郭へ。そこの女郎の手助けで、ヒスは男に化け、囲碁でお金を儲けてそのお金で挑戦の奴隷たちを買い戻していた。 チナン大君は痛みを忘れるためといってヒスに囲碁の勝負をしようと持ち掛ける。 負けたたらなんでも望みをかなえるという約束で勝負が始まった。 ヒスは実際は負けたのだが、大君はわざと負けた。 ヒスが望んだのは、大君によるサインだった。サインといっても大君のではない。 ヒスの名前を書くというものだったのだが、ヒスは本名を明かせないので、モンウという名を書いてもらった。 たいそうな喜び方だったので大君はあっけにとられた。 大君は王妃