ニコラが捕虜の引き渡しを申し出る ビザンチン皇帝が派遣したニコラの部下フラトヨス(Flatyos) は父親を目の前でオスマン軍に殺されたようだ。ニコラが交渉に出かけた時彼についていったが、その恨みが募り攻撃的だった。目の前にエルトゥールルがいる!今が彼を殺すチャンスだと思い一気に攻めようとした。だがニコラに止められた。ひどく憤慨し自害しようとしたがニコラに「今始まったばかりだで、これからが復讐なのだ」と説得された。フラトヨスも少し落ち着きを取り戻した。 そうなのだ、これからまたビザンツ軍とオスマン軍の激しい戦いが繰り広げられることにな 食事は客を招いてすると恵が多い カイの邑ではバラが義父のエルトゥールルの食事の支度をし、彼に食べるようにつたえた。すると彼は「ひとり食べるのは良くない、祝福がなくなってしまうから。お客さんなしには食事をしないといった。バラは気が利く。もうすでに鍛冶屋を役として呼んでいた。エルトゥールルは「さすがデリバリの娘のバラだな」と思ったに違いない。当時の教えでは,即時の際誰か客と一緒に食べると、バラカ(めぐみ、祝福)があると信じられていた。最近までもそういう風習があった。今はもちろんコロナでいったり来たりすることはかなり制限されている状況だが、風習として残っているように思う。る。 傷ついたオスマンどうなった? クズグンに襲われたオスマンは胸に矢を受けたまま馬に乗って逃げた。そして平原の真っただ中で倒れてしまった。でもあとから追いかけてきた敵軍はオスマンを見つけることができなかった。 というものちょっと面白いスーフィーがオスマンを助けたのだ。問答の末クズグンたちを別の方向へと促し、オスマンを反対の方角へ連れて行ったのだった。 助けられたオスマンは気が付いた。スーフィーは傷の手当てがうまい。弓矢を抜き取り化膿しないために火で傷を焼いた。かなり慣れているようだ。 目を覚ますとオスマンは立ち上がるのもままならないのに、知らせなければ父上が罠にはまってしまったかもしれないと 父のことを心配して出かけようとした。 スーフィーは傷が深いので「焦ってはだめだ。そうしないとたたかえないよ」と止めた。その時のやり取りが面白い。 スーフィーはオスマンを引き留めるために、「マジュヌーンの傷を治したことがあるのじゃよ。そなたがぞんじておるかはわからぬが」と変なこと