イブラヒムはもしマヒデブランに完全に従うなら 宮殿へ連れて行くという。「どうやって?」とヒュッレムが聞くと「かんがえなるな」と答えるイブラヒム。犯人を見たという女官のことは明かさないようだ。 「黙っているということは受け入れたということだな」と言うとヒュッレムは、 「母も父も殺され、奴隷となり、監獄に入れられ、毒を盛られそして今は殺人を犯したものとして子供と別れたわ」と自分の身の上を話をすると、 イブラヒムは「つまりこないのだね」ヤーニー ゲルミヨルスン?と言い返すと、ヒュッレムは、「いかないわ」(ゲルミヨルム)と毅然と答えを返す。 サライではスレイマンがギュルフェム妃を呼ぶ。何か用事があったというわけではなく、世の中に嫌気がさした時ふと思い浮かんだのが彼女だった。彼女と話すとスレイマンは気が楽になる。なぜってギュルフェムはメレキ(天使)みたいな人だ。(今までのドラマの中では)もし彼女が誰にでもスレイマンに返答したような考え方で接するなら、彼女と話して心が休まらない人はいないだろう。彼女はスレイマンのすべてに満足し、子供を失った運命をも受け入れている。そしてただただスレイマンの幸せを願っている。「あなたさまのことをよく知っているから申し上げるのですが、あなたさまにはつみはない。彼女たちはあなたさまを愛していますが、心の平和と幸福をあなたさまに与えましたか? 与えていません、等々・・・」とスレイマンを励ます。 「あなたの忠誠心は家族にとっても大変貴重だ」と言い、スレイマンは久しぶりに心に静寂さを取りもどした。 このドラマではあまり心が安まる会話がない。何故なら誰もが生き延びるために必死なのだから。宮殿という戦場で彼らは言葉さえ武器にして戦い続けている。ギュルフェムの言葉が他の人々のそれと違って聞こえるのはなぜだろうか?とにかくスレイマンとギュルフェムの会話はとてもすてきな会話だった。(お互いがお互いを思いあう心のみが言葉として発せられたからかもしれない) ダイェと皇太后は結婚式の準備についてとサードゥカの寝泊りする場所について話している。一方調理室はいつも楽しそうだ。いねむりをしているシェケルアーをかまうスュンビュル。シェケルアーの驚き方は笑いを誘う。 でもスュンビュルはかまうために来たのではなく明日のお楽しみ会の準備をするよう