彼女はマニサの市場でさまよっているときムスタファにたすけられ、ムスタファ時代のマニサのサライで働き始めて以来ムスタファに忠誠をつくした。 名はディアナだった。 ヒュッレムの刺客からムスタファを救ったこともある。 それからはマヒデブランの忠実なしもべとなった。 イブラヒムが亡くなった後、ハティジェがマニサに一時行かされたとき、ハティジェは復讐考えていた。そんなハティジェと話し合ってマヒデブランは彼女を刺客としてイスタンブルに送り込む。 その時彼女の名はファフーリエと変わった。エスキサライから来たハンガリーうまれで妹が1人いるという設定だった。 だがほんとはマニサにいたみなしご以外は何もわからない。 ヒュッレムがハマムにいるとき後ろからナイフで刺そうとしたが、スンビュルがみに来たため、嘘をつく。 今自分が刺したばかりのヒュッレムの付き人がヒュッレムを襲おうとしていたところを助けたというのだ。ヒュッレムはそれを信じ彼女を重用し始める。 ところで当時イスタンブルではハティジェの力も弱り、主にヒュッレムの敵はシャースルタンだった。 そのため、その後も何度かヒュッレムの暗殺を試みようとするが、スレイマンの妹シャースルタンが何かと口出しをする。 ファーリエはイスタンブルでそのころにはシャーの指示に従うようにとマヒデブランから言われた。 彼女にしてみればマヒデブランの命令を聞くのは良いが、傲慢なシャースルタンの態度には我慢ができなくなっていた。 案の上ファーリエはシャースルタンに裏切られる。 シャースルタンの計画通りヒュッレムを陥れようとしたとき、ファフリイェは仲間の者に刺殺されるところだった。 彼女は、シャースルタンの意がわかった瞬間から、ヒュッレムをとっさに助けようとする。 その後彼女は何とか生き延びた。 そして事実をヒュッレムに話すと、ヒュッレムは彼女を許す。 それからなのだ、ファーリエがヒュッレムの忠実な手足になったのは・・・ その後ヒュッレムはスンビュルのように死ぬまでヒュッレムに忠誠を誓った。 イスタンブルでヒュッレムのそばに仕えていたが、ムスタファが亡くなってセリムとバヤズィト(バヤジト)の争いが明確化し始めたころ、セリムの目付け役としてララ(この人はバヤズィトの相談役だった)と共にマニサへ送られる。 そこで セリム・バヤズィ