斧をもって登場するアトマジャ!とにかく強い!彼はその昔妻と息子と3人で幸せに暮らしていた。彼はマルコチョールと同じくアクンジュ(軽騎兵)だった。ところが彼が留守中家族が襲われ皆殺しになった。それから彼の苦痛に満ちた人生が始まる。 復讐を誓いながらも家族の仇に出会うことはできなかった。流れ流れてピーリレイスの元へとたどり着く。ピーリレイスはムスタファ擁立のために長い間活動していた。そのためアトマジャもその目的達成のために彼からの命令を次々と実行していく。ムスタファがイスタンブルから戻る途中の警護を命じられる。 見事アトマジャの活躍でムスタファの命は助かる。だがそのことをムスタファはアトマジャ達の存在を知らなかった。無事にアマスヤについたムスタファの元へフズル元海軍提督を介してアトマジャはやってくる。そして見た目はムスタファに仕える形になる。 だがフズール元海軍提督・フズルの愛娘ミフリュニーサを殺すように命じられる。ピーリーレイスはムスタファとミフリュニーサとの秘密の結婚がムスタファのに危機を齎すことを案じていた。ムスタファ擁立の障害になることは何でもするレイスの命令に従い、好意を持っているミフリュニーサに手をかけようとする。ミフリュニーサはアトマジャを信頼していた。フズルが亡くなったときも貴重な遺品を父・フズルの逝去直後に渡したくらいだ。それなのにアトマジャは彼女をころさなければならなかった。なぜってレイスの命令は絶対だったから・・・ ところがその時ミフリュニーサが身ごもっていることを知る。彼は以前自分の息子を殺されたことを思い出し、どうしても彼女を殺すことができなかった。この後アトマジャはミフリュニーサとアマスィヤへ向かう。ミフリュニーサが殺害未遂のことをムスタファに伝えると思ったが彼女はそうしなかった。 ムスタファは相変わらずアトマジャを信頼し重要な作戦を彼に命じる。 当時イスタンブルにいたファトマ叔母を助けるようにと彼はある使命をもってイスタンブルへ向かう。そしてヒュッレムの秘密の部屋のことをリュステムに伝えたのだ。 リュステムの次から次へと行われる陰謀から、ムスタファを守るためにアトマジャは奔走する。 そして毒の塗られたカフタンのことを知らせたジハンギルの手紙をもって馬でアマスヤに向かっているところリュステムの部下にとらえられてし