46ヨクオランの登場人物と内容

ムラト役 エルダル ベシクチオウル
主人公、大学で分子生物学、遺伝子学を教える一方で、妹エゾ助けるために日夜努力し続けている。シャーマニズムで使われる液体が植物人間になった妹を目覚めさせるかもと考えている。
セリン役 ヤーセミン アッレン
警官
ジェイラー役 メリス ビルカン
主人公ムラトとともにエゾを助ける補佐をするが、途中から変身する。彼女の父がどうしようもない人で苦労している。
サリム役 ベルク シャル
ムラトと常に行動を共にする頼りになる助手
フェリト役 メティン ベルギン
エゾ役 アイチャ エレン
ムラトの妹。15年前目の前で父を殺され、精神不安定になりうつ病に悩まされる。強力な抗うつ剤を使用しつづけため5年前ついに植物人間に・・・
スーデ役 セリン ウルドアン
シャーマンになった若い女性。シャーマンの儀式の場所をムラトに教える。
あらすじ
ムラトの家。
テレビの映像、なにやらシャーマンが儀式を行っている。こしをかけてそれを観ている男。直ぐに立ち上がりき階段をおりる。ドアの前で時計を見る。そして中へ。中は一見実験室に見える。ムラトが、のみものをつくりいすにすわる。手帳を手に取り、パソコンを起動させる。するとある男の手術が始まる手術室の様子が見えてくる。手術室では、患者に手術担当医が手術に関する注意事項を述べ、いよいよ手術がはじまる。ムラトはその様子をコーヒーを飲みながら見ている。そして始まるやいなや、彼は立ち上がり冷蔵庫からからビデオカセットぐらいの大きさの長方形のはこをとる。中には細胞らしき物がはいっている。彼は顕微鏡でそれを見る。直ぐにパソコンにも細胞がうつしだされる。
ムラトは、手術室の医者に向かって、
「問題がある」
というが、
「だいじょうぶです」
出頭医はいい、そのまま手術を続ける。あわてた様子でムラトは、もう一つ別の細胞を取り出し顕微鏡でみるが、そのとき患者は、
「放してくれ」
と叫び、息絶える。
ムラトはパソコンをバタッとしめ、残念そうにうつむく。そして顔をあげ、4人が写っている家族写真をぼっとながめる。エゾの姿がズームされる。
 場面は変わりサリムが引き続きシャーマンの儀式のテレビを見ている。そこへムラトホジャがきて、電話をしようとする。サリムがムラトホジャにむかって、
「私にはばかげているようにみえる」
という。するとムラトホジャが、
「すべてがばかげているよ」
と答え、電話の相手と話し始める。
「今日の会見の準備ができたかい。」
「はい、30分後に」
ということで、ムラトホジャは、電話先の叔父の家へと向かう。
アムジャ(叔父)の家で
おじさんと奥さんらしき女性が食事の準備をしながら話している。ベルが鳴るムラトがはいってくる。おじさんとムラトはスーデについてはなす。じつはムラトはスーデという女の子に会えるようおじさんに頼んだらしい。スーデのおばさんは、たぶんおじさんの奥さん。スーデは忙しい中おばさんの依頼で家を尋ねるが、食事はする時間がないという。叔父は懸命に食事にさそうが、ムラトとおじにあいさつだけして、おいとましたいという。そこで、たったまま話す用件でもないがといいながら、ムラトから頼まれていた本題を切り出す。単刀直入に
「あなたはシャーマンになったとか、本当かい」と。
スーデは当惑した様子で、
「どんな関係が?」と答える。
「実は彼はシャーマンに興味があるんだ」とおじ。
「シャーマンを信じてますか」とムラト。
話がつかめてきたスーデは、そのようなことならテイゼ(叔母)を通してではなく直接いってくれればいい。叔母に手を煩わせることはないと彼女は思った。その旨をかれらに伝え、出て行くスーデ。
彼女を追いかけて外へでるムラト。車にのろうとするスーデに話しかけるムラト。
彼女がパーティーにいくところだとムラトは知る。
車にのり込む彼女。そして去っていく。
ムラトは、サリムと共に彼女の後を追いかける。
@@@@続く@@@@
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