【私には夢がある I Have a Dream】 北野桜はキング牧師に似てる? 同期のサクラ 3話
サクラちゃんが「私には夢があります」というフレーズを言い始めるとついつい思いだしてしまうのが、 キング牧師の1963年8月28日 の歴史的に輝く続けるだろうと思う演説です。 でもドラマ「同期のサクラ」の主人公が毎回同期のみんなに必ず言うセリフがあります。それがこの言葉から始まるのですが、彼女が言うたびになぜかキング牧師を思い出します。もちろん二人の夢は一見大きく違ってみえますが、実はおんなじかもしれません。 肌の色 という枠組みではなくて、ある人の 人格そのものがその人の判断基準 になることをキング牧師は心から望んでいました。 一方桜ちゃんの夢は橋と一生の仲間を作ることらしいです。 ドラマの3話で同期のユリさんが寿退社するというはなしで、それに最後まで反対したのが桜ちゃんでした。百合さんが ありのままに 生きるようにと桜ちゃんは勧めたのです。と言うのもユリさんはいつも無理に笑顔を浮かべているのですが、内心は違います。クライアントのセクハラともいえる態度にも女だからと言うあきらめの気持ちで応対します。 今回のテーマは女性が会社で働くことのつらい立場を描いていましたが、桜ちゃんはそれはおかしいと言い放ちます。職場で 女性とか男性で差別されるのは変だというのです。もちろんユリさんはそれに気が付いていて、いやでもあるのですが、臆することなくずばずばいう桜ちゃんを見て苦々しくも感じます。 桜ちゃんは 男女 や、 見た目の従順さ とかいう枠組みではなく、ありのままのユリさん(ユリさんの人格そのもの)によって判断される会社に、そしてキング牧師は 肌の色 と言う枠組みではなく、 「人格そのももによって判断される国に」 住めるようになりたいと言っているのですね。 よく似てる!!! 1話と2話では桜ちゃんが言っていることは、やろうとすることが難しすぎて、今の時代では不可能に近いんじゃないかなあと思いましたが、 キング牧師の演説の翌年 公民権法(*)が通過したとい現実もありますので、彼女も夢を捨てずに頑張ってもらいたい!です。 とはいうもののドラマで桜ちゃんは今回のことで人事部からさらに日の当たらない部署に左遷させられました。 (*)「米国連邦議会は「1964年公民権法」を通過させた。それは公共の場における人種分離を禁止し、公立学校・施設における...