シン・セギョン&チョ・ジョンソク主演 魅惑の人 5話~16話 やっぱ王は悪い人じゃなかった!
王に復讐しようと自ら王宮へ乗り込んだヒスに対して意外な行動をとった王がいた。
王はヒスをまもろうとしている?ようだが、
いまだにあの清廉潔白だった大君(今の王)の真意がわからない。
人はあんなにも簡単に変れるものだろうか?
結論から言うと結局人はそう簡単には変わらない。
王は実は前王が死ぬ間際に言い残した遺言を貫徹するために、王についたのだった。
いずれ前王の息子に地位を譲り渡す予定だった。
小さい兄の子供たちを守り、真相を究明するために機が熟すまで彼は3年という月日を、罪悪感に耐えながら待ち続けた。
その間には公主(前王の娘)をすり替えて真に送ることを黙認したり、前王の息子がセジャになることをヒスを通して実現させたりした。その後も何かにつけてセジャを守ってきた。
本当ならばセジャ勢力と王勢力が争うのが普通なのだが、もともと今の王はセジャを守るために、真の間者となり王を毒殺した犯人を捕まえようとして王になったのだから当然かもしれない。
前王を毒殺した犯人も王は実は知っていた。それは実の叔父だった。つまり母の兄か弟にあたる人だ。
王は自分の実の叔父を尋問するために、自分を殺そうとしたチュダラを使った。彼に叔父を告発させたのだ。
すると叔父は今度は王を毒殺しようとたくらんだ。
だが失敗した。
それは王をひとえに愛する王の侍女の心が読めなかったためだ。
侍女は王を守るために自らの死を選んだ。だがこのことで証拠を握っていた侍女そのものも消えてしまった。
証拠がないまま裁判が開かれることにみんなが反対するが・・・
王は新たな証拠を探し出した。
こうして叔父はついに裁判の席に着いたのだが、まったくもって横柄な態度で接した。
証拠がないと言い張った。王が見せた証拠に驚きながらも彼は最終的には罪を認めた。ついに王の望みはかない偽の公主も無事に戻りめでたしめでたしというところだったが、
叔父を断罪したことで清への心証が悪くなった。
清はヒスを要求した。
王は断固断ろうとするが、ヒスは反対に清へ行きたいと言い出す。
清へ去っていったヒス。宮廷で寂しい思いをして過ごす王の姿があった。
それから約1年が過ぎ、ヒスはお忍びで朝鮮へ戻った。
そして二人は再会し、永遠の愛を約束し、幸福に暮らした。
おわり。