創始者オスマン(クルルシュオスマン) エピソード31の2 サヴジュの考えは?
和平 ニコラとデュンダルの話し合いのうえ、和平交渉はまとまった。 ゲイハトゥがビザンツを倒す時には、お互いに後ろからは攻撃し ないことを取り決めた。 二人の交渉は面白い相手の宗教の教え、聖書とコーランに書かれた一節を持ち出してきて、自分たちを正当化しようとしていた。どうやら二人ともかなり知識があるようだ。 オスマンの怒り オスマンはというと兄サヴジュにどうしても一緒に連れて行ってくれと頼むが、サヴジュはお前を守るためにお前を連れていけないといった。 オスマンはもちろん承知せず食い下がる。するとオスマンに矢を向けて止めようとした。一方でオスマンの部下が矢をサヴジュにの部下に向けていた。もしオスマンを攻撃しようとしたら、止めるために味方を討とうというのだ。 もうこれまでかと思った瞬間取っ組み合いを始めようとする二人の間を矢が通過した。 二人の父エルトゥールルの放った矢だった。 父はオスマンにオバ(邑)へ帰るようれという命令に従いうように命じた。 オスマンは父の言葉は聞かないわけにないかなかった。 怒りと共にオバへ戻ると部屋の入るなり、中にある家具やお皿をひっくり返した。 それでも怒りは収まらない。 こんな時どうすればいいのだろう? とその時バラが走って部屋の入りオスマン時飛びつき強く彼を抱きしめた。 まるで暴れ馬をなだめるかのようだ。 オスマンは次第に落ち着きを取り戻していった。 だからといって、兄たちが殺されるのをただ黙ってみているわけにはいかなかった。 以前オスマンを助けてくれたクルマル アブタルの元を訪れた。 この人はいうことがいつも面白い。 オスマンとはまじめに彼に今の状況を話すと、 ヘル ムシュクレ ビル チャレ ブルル(どんな問題にも(解く)方法は見つかる) と答えた。 オスマンは彼に兄を助けるために何かを頼んだ。 サヴジュは ゲイハトゥの元へ向かった。ゲイハトゥは息子をオスマンがさらったと思い激怒していた。オスマンの兄を見ると怒りはますます大きくなり、すぐに亡き者にするように命じる。 ところがサヴジュは「息子の居場所を知っている。3っかくれれば連れてくる」と約束した。 ゲイハトゥは最初は信じなかったが、サヴジュが「もしオスマンのしわざなら、もう息子は生きていないだろう。生首がここへおくられらだろうから。これはモンゴルの内紛だ」といった。 ゲイハトゥは一理